特攻隊員の命の声が聞こえる―戦争、人生、そしてわが祖国 (文庫)
出版社/著者からの内容紹介
太平洋戦争末期、敵艦に体当たり突撃をして散っていった特別攻撃隊の若者たち。戦時中は世間やマスコミから「生きている軍神」と崇め奉られた彼らは、1945年8月15日を境に「軍国主義の手先」と烙印され、批判の的となった。戦後五十年を過ぎた現在でさえ、特攻に殉じた若者たちの至誠と行動に批判的な言葉を浴びせる風潮は続いている。わが命と引き換えに、祖国を守ろうとした彼らの愛国の思いとは、そして死とはいったい何だったのだろうか。戦争という絶望的な境涯の中で命の尊厳を見事に結晶させた特攻隊員たちの無垢な姿は、飽食の時代を生きる現代日本人が忘れつつある、「純粋な心で生きることの大切さ」や「生きる誇り」を強く語りかけてくれる。本書は、自らも飛行兵としての体験をもつ著者が、緻密な取材をもとに、特攻隊員たちの真実の姿を当時の貴重な写真とともに紹介しつつ、戦争、人生、祖国についての深い思いを綴った鎮魂の書である。
内容(「BOOK」データベースより)
太平洋戦争末期、敵艦に体当たり突撃をして散っていった特別攻撃隊の若者たち。わが命と引きかえに祖国を守ろうとしたかれらの死とは、いったい何だったのか。戦争という絶望的な境涯のなかで、いのちの尊厳をみごとに結晶させた特攻隊員…。飛行兵としての体験をもつ著者が、緻密な取材をもとに特攻の若者たちの至情と行動をあきらかにしつつ、戦争と人生、祖国について綴った鎮魂の書。
吉田自転車 (文庫)
出版社 / 著者からの内容紹介
時にはあてどもなくこきこきと、ある時はがしょがしょと雪を削りながら、俺はペダルをこぐーー愛車・ナイスバイク号にまたがり、『伝染(うつ)るんです。』の人気漫画家が、主に都内近所をゆるゆると疾走する初のエッセイ集。穴場的蕎麦屋へ激走せよ! 燃えよ体脂肪! 暴虐の駐輪場! チャリ文集に、乞うご期待!
内容(「BOOK」データベースより)
時にはあてどもなくこきこきと、ある時はがしょがしょと雪を削りながら、俺はペダルをこぐ―愛車・ナイスバイク号にまたがり、『伝染るんです。』の人気漫画家が、主に都内近所をゆるゆると疾走する初のエッセイ集。穴場的蕎麦屋へ激走せよ!燃えよ体脂肪!暴虐の駐輪場!チャリ文集に、乞うご期待。
超人計画 (文庫)
出版社/著者からの内容紹介
「NHKにようこそ!」の滝本竜彦が贈る、前人未踏の妄想小説!
ひきこもり新人作家は悩んでいた。厳しすぎる現実を前に立ちすくみ、ダメ人間ロードを突き進む自分を変えるには「超人」になるしかないのだと女神のごとく降臨した脳内彼女レイちゃんと共に、進め超人への道!!
内容(「BOOK」データベースより)
新人作家は悩んでいた。厳しすぎる現実を前に立ちすくみ、ダメ人間ロードを一直線に突っ走る自分はこのままでよいのだろうか?…いや、よくない!!虚無感とルサンチマンに支配された己を変えるには、そうだ!“超人”になるしかないのだ!!「くじけてはダメ、ゼッタイ!」やさしく励ます脳内彼女レイと手を取り進め、超人への道!!『NHKにようこそ!』の滝本竜彦が現実と虚構のはざまに放つ前人未踏の超絶ストーリー。
父の縁側、私の書斎 (文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
父、檀一雄の思い出は、昔の家の記憶と共に蘇る。原稿に行き詰まった父が夜中に料理をしていた台所。友人坂口安吾を居候させていた書斎。父お手製の竹馬で遊んだ庭―。父は亡くなり、家は建て直された。現在暮らす家の煩雑な悩みは尽きることがない。けれど私の中には「生活すること」を愛した父の魂が息づき始めている―。深い共感と切ない郷愁を誘う、“家”にまつわるエッセイ集。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
檀 ふみ
東京生れ。作家檀一雄の長女。魔應義塾大学経済学部卒。高校在学中に女優デビュー。数々の映画、テレビドラマなどで活躍する一方で、エッセイストとしても高い評価を受けている。『ああ言えばこう食う』で1999(平成11)年、講談社エッセイ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
ヒトのオスは飼わないの? (文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
ネコ4+イヌ2+ヒト2=8頭この総数は流動的だが、いつもニギヤカな米原家の日常。ロシア語通訳の仕事先で恋に落ちたり、拾ったり。ヒトのオスにはチトきびしいが、ネコとイヌには惜しみなく愛情をふりそそぐ名エッセイストの波乱万丈、傑作ペット・エッセイ集。ネコ好きもイヌ好きも楽しめます。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
米原 万里
1950年生まれ。元ロシア語会議通訳、作家。59~64年、在プラハ・ソビエト学校に学ぶ。東京外国語大学ロシア語科卒業、東京大学大学院露語露文学修士課程修了。80年設立のロシア語通訳協会の初代事務局長を務め、95~97年会長。92年、報道の速報性に貢献したとして、日本女性放送者懇談会賞を受賞した。著書『不実な美女か貞淑な醜女か』(徳間書店、新潮文庫)で読売文学賞、『魔女の1ダース』(読売新聞社、新潮文庫)で講談社エッセイ賞、『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』(角川書店、角川文庫)で大宅壮一ノンフィクション賞、『オリガ・モリソヴナの反語法』(集英社)でBunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
どうせ今夜も波の上 (単行本)
内容(「BOOK」データベースより)
揺れて揺られて「ざっっぶりこ。情無用のサケが降る。
内容(「MARC」データベースより)
揺れて揺られてざんぶりこ。いろんなところをほっつき歩き、そこらにあるものを食いつつ、起きてんだか寝てんだか。本人もよくわからないシーナの日常は健在! 『週刊文春』の2003年10月~2004年9月連載分を収録。
偉いぞ!立ち食いそば (単行本)
内容(「BOOK」データベースより)
かけそば、チリチリ春菊天、つゆ浸しコロッケそば、サクサクジュクジュク玉ねぎ天…う、美味い!立ち食いそば@サポーターズのショージ君が挑んだ新境地。
内容(「MARC」データベースより)
もりそば、春菊天、コロッケそば…。「奥深きもの」である立ち食いそばを全メニュー制覇! 「奥の細道」駅弁ツアーから温泉話までを綴る、大人気エッセイ。丹道夫、黒川伊保子との対談も収録。
ぢぞうはみんな知っている (文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
税金の支払いに苦労しつつ、母と弟の新居のローンと母の小遣いに月八十万円が消えてゆく。なのにまったく治まらない母の物欲。おまけにその家に私の部屋はなかった。もはや天涯孤独と思いたい。だけど…。「ぢぞう」の心を癒すのは愛猫しいちゃんやご近所猫のぷくちゃんにビー。でも、しいちゃんはこの頃めっきり家出がち。身辺の出来事を赤裸々に綴った抱腹絶倒、怒髪天衝きエッセイ。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
群 ようこ
1954(昭和29)年、東京都生れ。六回の転職を経て、本の雑誌社勤務時代にエッセイを書き始め、’84年『午前零時の玄米パン』を刊行、独立する。『しいちゃん日記』など著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
去年ルノアールで (単行本)
出版社/著者からの内容紹介
私は今日もルノアールにいた。誰かに頼まれたわけではない。誰かに呼ばれたわけでもない。自主的にだ。帰巣本能? いや違う。犯罪者が現場に戻る心理? いや全く違う。要は、暇だからだ……。 知る人ぞ知る、喫茶マニア(?)の集う「喫茶室ルノアール」で、昼間から時間を潰している「私」(=せきしろ)。客や店員の様子を観察するうちに、「私」は妄想をどんどん暴走させ、まったく異次元の世界に没入してゆく……。
その凄まじいまでの観察眼と想像力と腰砕けになるほどのヤル気のなさに、思わず誰もが脱力。時代を反映するキャッチーな固有名詞をちりばめ、昨今の風俗や流行を見事に脱構築した、まったく新しいスタイルのエッセイ、いわば「無気力文学の金字塔」である。
(本書は月刊誌『relax』で2000年2月号から2004年10月号まで4年以上に渡り連載されていた「今月のルノアール」に修正、書き下ろしを加えたものです)
内容(「MARC」データベースより)
私は今日もルノアールにいた。客や店員の様子を眺めるうちに、「私」は妄想を暴走させ、無益な1日を過ごしてしまう…。無気力派文士の初エッセイ集。『relax』連載に加筆・修正し、書き下ろしを足して書籍化。
考えるヒント (文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
「良心」について、「平家物語」、「花見」…。さりげない語り口で始まるエッセイは、思いもかけない発想と徹底した思索で、読者を刺激し新たな発見を与える。永遠に読み継がれるべき名著。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
小林 秀雄
1902(明治35)年東京生れ。東大仏文科卒。29年、雑誌「改造」の懸賞論文に『様々なる意匠』が入選。以後文芸批評家として活躍。53年に『ゴッホの手紙』で読売文学賞、58年に『近代絵画』で野間文芸賞、78年に『本居宣長』で日本文学大賞をそれぞれ受賞。59年に芸術院会員となり、67年に文化勲章を受けた。83年3月没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)